- SIMカードが何かよくわからない
- 機種変更やMNPを検討しているけど、自分のスマホでもできる?
携帯電話やスマートフォンなどを機種変更・MNPしたいけど、SIMカードのことって意外と知らないことも多いです。
SIMカードは端末を変更する際に必ず入れ替えが必要になってくるので、知っておくべき知識です。
今回は「SIMカードとは何か」について解説しています。
本記事では、SIMカードについての基礎知識を学ぶことができます。また、この記事を読むことで機種変更やMNPを行う際の手続きが理解しやすくなります。
それでは、早速解説していきますね。
目次
SIMカードとは「利用者を識別するICカード」
SIMカードってよく聞くけど・・・・実はよくわからないんだよね。
SIMカードという単語はよく聞くけれど、実はどんなものなのか細かいところはわからない。そんなことないでしょうか?
SIMカードは携帯電話やスマートフォンを使っていく上でなくてはならない存在です。
ここではまず、SIMカードの基本をマスターしておきましょう!
SIMカード(シムカード、英語: Subscriber Identity Module Card)とは、GSMやW-CDMAなどの方式の携帯電話で使われている、加入者を特定するためのID番号が記録されたICカード。
なお、第2.5世代移動通信システムの方式の一つ、IS-95で使われるICカードをCSIMカードと呼ぶ。
SIMカードは、利用者を特定する情報が登録されているカードのことです。主に携帯電話やスマートフォンなどで使われています。
SIMカードには、利用者の識別番号や電話番号、メールアドレスなどの情報が記録されているため、機種変更やMNPを行う際にはこのカードを入れ替える必要があります。
iPhoneで言うと、この辺りに入っています。
普段は開けられないようになっていますが、専用のピンを使うことでSIMカードを取り出すことができます。
SIMカードの種類は、サイズや機能によって複数ある
SIMカードにはサイズや機能によって、いくつか種類があります。機種変更やMNPする際にはSIMカードを入れ替える必要がありますが、このサイズや機能を理解しておかないと思わぬトラブルに繋がりかねません。
SIMカードのサイズは4種類
SIMカードには、以下4つのサイズが用意されています。
- 標準SIM(幅 25mm x 高さ 15mm)
- マイクロSIM(幅 15mm x 高さ 12mm)
- ナノSIM(幅 12.3mm x 高さ 8.8mm)
- eSIM(電子媒体のためサイズなし)
このサイズに関しては、利用している携帯電話やスマートフォンにより異なります。そのため、機種変更やMNPを行う際には、自分が使っている端末がどのサイズかを事前に把握しておく必要があります。
自分が使っている端末のSIMカードサイズを確認する方法は、以下の3つ。
- 端末から抜き出して確認する
- 取扱説明書などで確認する
- Web上の端末ページで確認する
今の時代であれば、インターネットで使っている端末の型式を検索すれば、簡単に調べることが可能ですね。
例えばiPhoneであれば、以下の公式サイトから確認することが可能です。
iPhone や iPad で使われている SIM カードのサイズを調べる – Apple サポート
種類 | 端末 |
標準SIM | iPhone 3GS、3G iPhone |
マイクロSIM | iPhone 4s、4 |
ナノSIM | iPhone 13、13mini、13Pro、13Pro MAX iPhone 12、12mini、12Pro、12Pro MAX iPhone SE(第2世代) iPhone 11、11Pro、11Pro Max iPhone XS、XS Max iPhone XR iPhone X iPhone 8、8Plus iPhone 7、7Plus iPhone 6s、6sPlus iPhone 6、6Plus iPhone SE(第1世代) iPhone 5s、5c iPhone 5 |
eSIM | iPhone 13、13mini、13Pro、13Pro MAX iPhone 12、12mini、12Pro、12Pro MAX iPhone 11、11Pro、11Pro Max iPhone XS、XS Max iPhone XR |
上記はiPhoneのSIMに関する表になっていますが、新しい機種についてはナノSIMやeSIMが主に採用されていることがわかります。
新しい端末であれば、ナノSIMが主流ですよ!
SIMカードとeSIMについて
SIMカードには4つのサイズがあると説明しましたが、大きく分けると、
- SIMカード(標準、マイクロ、ナノ)
- eSIM
の2つに分類することができます。
SIMカードは、物理的なカードでありSIMカードを利用する端末に挿入することで通信ができるようになります。
一方eSIMは、デジタルSIMであり、物理的なSIMカードなしで通信ができるようになるものです。SIMカードを抜き差しする手間がない分、非常に使い勝手がよいですよね。
eSIMに関してはiPhoneXR以降の新しいスマホから搭載されている機能であり、iPhone13であればeSIMとSIMカードどちらでも利用することが可能になっています。
eSIMはまだ新しいシステムのため、取り扱いのあるキャリアが限られています。ドコモ・au・ソフトバンク・ワイモバイル・UQモバイルなど大手通信キャリアでないと取り扱いがない場合が多いです。
SIMカードの機能は2種類
次はSIMカードの機能ですが、以下の2種類が用意されています。
- 音声通話SIM
- データSIM
音声通話SIMに関しては、音声通話とデータ通信の両方ができるモデルです。一方、データSIMに関しては、データ通信しかできないのが特徴です。
データ通信SIMのほうがプラン料金としては安い場合が多いため、音声通話が使わない・使う機会がほとんどないということであれば、データ通信SIMのほうがお得に利用することができます。
自分にあったSIMの種類を選択しましょう。
ワイモバイルで選べるSIMカードのサイズと機能
SIMカードのサイズと種類は前章で解説しましたが、どのSIMが利用できるかはキャリアによって変わってきます。
ワイモバイルへ機種変更またはMNPする場合は、以下を選択することが可能です。
SIM | 種類 |
サイズ | マイクロSIM ナノSIM eSIM |
機能 | 音声通話SIMのみ |
ワイモバイルでは、サイズ指定として以下の2種類が選択できます。
- マイクロSIM
- ナノSIM
- eSIM
そのため標準SIMを使われている端末に関しては対象外。ワイモバイルと契約したい場合は、別の端末へ切り替える必要があります。
また、機能面では音声通話SIMしか選択することはできません。
まとめ
今回は「SIMカードの種類」について解説しました。
ポイントは以下となっています。
◆SIMカードは「利用者を識別するICカード」
◆SIMカードはサイズや種類は複数あり。キャリアによって扱っている種類が異なる。
◆機種変更やMNPを行う際には、使っている端末のSIMを確認しておく必要がある